接触角計 DSA100（KRÜSS社）

仕様  観察・測定・計算種別： 接触角測定、動的接触角測定（拡張収縮法）、                                   表面張力測定（ペンダントドロップ法）、表面自由エネルギー計算 使用液体： 水、アルコール系溶媒 シリンジ： PC連動の自動滴下対応、マルチシリンジシステム対応 試料ステージ： 電動（XY移動）、手動（Z移動） 画像取得： CCDカメラからPC接続 制御・解析ソフトウエア： KRÜSS社DSA3 測定温度： 室温 測定可能なサンプル： 有機・無機・高分子などからなる各種フィルム、シート、固体基板および液体   装置について　 多くの有機/無機薄膜や高分子薄膜において、表面の濡れ性などの性質が様々な材料物性に影響を与えます。また、液体においても、液滴の表面張力が材料応用に多大な影響を及ぼすこともあります。これらの物質の濡れ性や表面張力を評価する手法として、古くから接触角計を用いた液滴の観察が知られています。当部門で管理する接触角計（DSA100）は、薄膜やフィルム材料に垂らした溶媒液滴の接触角を測定することで、材料表面の濡れ性や膜表面の状態評価ができる装置です。さらに、液滴を滴下する際の形状を観察することで、（ペンダントドロップ）表面張力の評価も可能です。加えて、拡張収縮法による動的接触角の測定や表面自由エネルギー計算といった特殊な測定や計算も可能です。得られた画像は画像処理ソフトウエアにより解析が可能です。 これらの観察・測定により、様々な薄膜・基板材料や液体の表面状態などに関する情報を提供します。