バイオ系TC

目指すべきTC像

真核生物と原核生物の構造と機能を理解し、ドライとウエット双方のプロセスを用いた研究にコミットする。バイオ関連分野の広範囲におよぶ研究への支援に必要な高度な技術力を有するとともに、最新の解析手法や研究動向にも敏感である。異分野連携を視野に入れた共同研究の企画・支援において、専門分野では研究者をリードし、適宜的確な助言や提案を与える。次世代後継者の育成にも積極的に取り組み、組織の発展に貢献する。

コース概要

バイオ系TCコースでは、生命科学・生命工学分野の幅広い知識と技術を習得し、広範囲におよぶ研究への支援に必要な高度な技術力を有するテクニカルコンダクターの養成を目標としています。
本学の講義や機器メーカーによるセミナー・講習、さらにはマネジメント科目も学ぶことより、自らの専門分野では研究者をリードし、分野を超えた複合的課題にも積極的に参画できる、実践的な高度専門人財を養成します。

TM認定基準（KPI, 技術・開発系の業務に携わった期間に限る）

☆必要単位数：15–22

2単位/1件（下記の2単位項目のうち2項目は必須）
・共著論文（筆頭著者含む）	・外部資金（科研費等）獲得	・技術研究会等発表（自らの発表）
1単位/1件
・論文貢献（謝辞）・受賞・表彰・セミナー等受講（講習・研修）・国内・海外研究留学・マネジメント経験	・外部資金（科研費等）応募・授業支援・資格（別添掲載）・学会等の委員・アウトリーチ活動（主担当）	・学会等発表・テクニカルレポート・特許・仕様策定委員または技術審査員

バイオ系テクニカルコンダクター “TC”養成カリキュラム例（初級〜上級）

	1Q	2Q	3Q	4Q
初級	共通カリキュラム（安全講習^注１、自然科学研究機構技術研修、英語研修（初級）^注１、東工大博士論文・修士論文発表会聴講、東工大OFC業務体験）
中級	学）遺伝子工学学）植物生理学学）バイオイメージング技・メ）生体分子解析（MS）(1/4)	学）分子生物学第一学）細胞工学学）微生物学技・メ）生体分子解析（MS）(2/4) 技・メ）バイオイメーイング技・メ）細胞イメージング（SPM）(1/2) 他）実験動物二級技術者試験他）機器メーカー見学	学）バイオ機器分析技・メ）生体分子解析（MS）(3/4) 技・メ）細胞イメージング（SPM）(2/2) 他）実験動物二級技術者試験他）微生物モニタリング研修他）東工大研究室見学^注１	技・メ）生体分子解析（MS）(4/4)
中級	メ）技術・研究支援概論1、他）技術・研究支援発表会・シンポジウム1（2Q, 4Q）、他）中古機器バラシキャラバン隊、技）装置実習（バイオ、構造解析、材料評価、設計製作、マイクロプロセス）
上級	学）企業社会論メ）生体分子解析（MS）	学）ゲノム情報学学）企業社会論	学）生命倫理特論技・メ）バイオイメージング	学）生命倫理特論メ）細胞イメージング（SPM）
上級	学）技術・研究支援概論2 【教員】、他）技術・研究支援発表会・シンポジウム2（2Q, 4Q）、他）バイオ講究、他）研究室体験、他）メーカー短期留学

赤字：必修カリキュラム、　学）東工大教員が講師、メ）機器メーカー担当者が講師、技）東工大技術職員が講師、他）その他カリキュラム
注１：他機関職員等は東工大と同等の研修・セミナー受講で単位認定とする。

TC取得までの必要単位数（バイオ系TC）

・単位

バイオ系のモデルケース

カリキュラム認定
（12単位以上）

KPI認定
（15単位以上）

TC認定

151/40単位

（初級）共通（部門認定） (5)

計５/５単位

[専門]

（中級）微生物学 (1)

（中級）島津製作所講習 (1)

（上級）バイオ講究 (1)

（上級）機器メーカーセミナー (1)

[マネジメント]

外部マネジメントコース (2)

外部資金獲得セミナー (1)

計７/７単位

（必須）共著論文 (44)

（必須）外部資金獲得　 (10)

（必須）技術研究会等発表 (46)

（加点）外部資金応募　 (12)

（加点）受賞・表彰 (2)

（加点）セミナー等受講　 (13)

（加点）資格 (2)

（加点）特許　 (1)

（加点）仕様策定委員　 (4)

計134/23単位

TC論文 (5)

計5/5単位