バイオ系

【1-1. 中級】

1-1-1. 講義名:遺伝子工学

概要:遺伝子工学に用いる核酸関連酵素、クローニングベクター、宿主と遺伝子導入の方法。遺伝子クローニングの方法、遺伝子の解析技術。遺伝子の発現と機能解析といった遺伝子工学の基盤技術について述べる。また、遺伝子工学の応用技術について解説する。

 

1-1-2. 講義名:植物生理学

概要:植物や藻類など光合成を行う生物の生理、環境適応の仕組みを、その研究の歴史から、最先端レベルでの研究まで幅広く取り上げながら、理解する。受講生は、動物がもつ環境への適応の仕方と比較しながら、その仕組みや生命と環境とのかかわりについて考える。

 

1-1-3. 講義名:バイオイメージング

概要:蛍光顕微鏡の原理やレンズの特性など、基礎的な知識を習得する。また、共焦点顕微鏡の原理を理解し、よりよい画像取得するコツを習得する。また、共焦点顕微鏡の適切なオペレーティングおよび軽微な機器不具合に対応する技術を習得する。

 

1-1-4. 講義名:生体分子解析(MS) ※構造解析系コースの「質量分析装置」と同じ

概要:質量分析の基本的な原理を理解し、各種質量分析装置(LC-MS、GC-MS、MALDI-TOF-MS)について、適切なオペレーションおよび解析、多様な試料の調製と応用測定を含む広い知識を習得する。また、機器不具合にも対応できる技術を習得する。

 

1-1-5. 講義名:分子生物学第一

概要:セントラルドグマを構成するDNA複製、転写、翻訳という3つの重要な過程の分子機構を理解し、さらに、それらに関連するDNA修復、DNA組換え、RNAプロセシング、タンパク質の翻訳後修飾、フォールディング、品質管理、ユビキチン・プロテアソーム系などの分子機構の知識も得る。

 

1-1-6. 講義名:細胞工学

概要:多種多様な細胞に共通する基本構造を理解した上で、細胞がもつ特定の性質を人工的に改変し、新たな機能を有する細胞・生物体の作出方法・技術(細胞工学)の基礎とその応用について学習し、より専門的な知識を習得する。さらに、細胞がもつ可能性を引き出す最近の再生医療について、幹細胞の基礎からその応用について学ぶ。

 

1-1-7. 講義名:微生物学

概要:微生物学の基礎的な知識を得る。微生物学の歴史、微生物学的操作法(分離、培養、観察)、系統分類、増殖、微生物の細胞構造(細菌、アーキア、真核微生物)、エネルギー代謝、物質代謝、病原性微生物、メタゲノム解析、共生、微生物の産業利用について知識を得る。

 

1-1-8. 講義名:細胞イメージング(SPM) ※構造解析系コースの「走査プローブ顕微鏡」と同じ

概要:走査プローブ顕微鏡の原理を理解し、適切なオペレーションおよび解析のための知識および技術を習得する。また、機器不具合に対応する技術を習得する。

 

1-1-9. 講義名:バイオ機器分析

概要:ライスサイエンス分野における各種機器分析法の原理、適用の有効性と限界、特徴を理解し、様々な物理的・化学的・生物学的事象を機器により測定し、得られたデータを定量的に議論する。

 

1-1-10. 講義名:実験動物二級技術者 ※資格取得

概要:実験動物に関わる業務では、飼育管理および実験手技など教育研究支援に必要な基本的な技術が必要である。日本実験動物協会が実施する認定試験(筆記、実技)を受験し、資格を取得する。

 

1-1-11. 講義名:微生物モニタリング研修 ※外部研修

概要:動物実験施設では、定期的に繰り返し特定の微生物の有無を検査することによって、動物の品質や、当該微生物の関与が無く動物実験が実施されたことを確認あるいは保証する微生物モニタリングが必要である。日本実験動物協会が実施する「微生物モニタリング技術研修会」に参加し、微生物モニタリングに関する知識および技術を習得する。

 

 

【1-2. 上級】

1-2-1. 講義名:企業社会論

概要:社会で活躍している講師を迎え、社会で必要とされる素養、企業における開発研究の進め方や危機管理・企業倫理、公的機関における政策決定のプロセスなどについてテーマを絞って講演していただく。経験だけに基づく価値観に固執せず幅広く世の中を観察する能力、他人との価値観の相違を認める柔軟性を身につけ、コミュニケーションがキャリア開発において重要なことを理解する。

 

1-2-2. 講義名:生体分子解析(MS) ※構造解析系コースの「質量分析装置」と同じ

概要:質量分析装置について、目的に応じて最適な結果を得るための測定や手法を研究者や依頼者に提案でき、また、機器不具合にも対応できる知識および技術を習得する。

 

1-2-3. 講義名:ゲノム情報学

概要:バイオインフォマティクスの一分野であるゲノム情報解析について学習する。ゲノム情報解析は、次世代シークエンサの登場とともに急速に発展を遂げている分野であり、その基礎をこの授業で学ぶことで生物学と情報科学の両方の力を身につける。

 

1-2-4. 講義名:生命倫理特論

概要:生命科学技術の目覚ましい発展は、産業利用、環境、日常生活と、広く社会に多大な影響を及ぼし、生命倫理や利用、制限と保全:遺伝子改変の許容範囲、生物多様性に関わる問題などを生じている。これらの問題について、科学者・技術者として、社会との関わりにおいて理解し、考察を深め、対応の仕方を学ぶ。

 

1-2-5. 講義名:バイオイメージング

概要:共焦点顕微鏡について、目的に応じて最適な結果を得るための測定や手法を研究者や依頼者に提案でき、また、機器不具合にも対応できる知識および技術を習得する。

 

1-2-6. 講義名:細胞イメージング(SPM)※構造解析系コースの「走査プローブ顕微鏡」と同じ

概要:走査プローブ顕微鏡について、目的に応じて最適な結果を得るための測定や手法を研究者や依頼者に提案でき、また、機器不具合にも対応できる知識および技術を習得する。

 

1-2-7. 講義名:バイオ講究

概要:研究室の具体的な未解決問題を、技術職員の技術力を活用することにより解決に導き、技術職員の研究課題解決能力を向上させることを目的とする。研究に携わる教員とのディスカッションとその根拠となる分析等の実践を通じ、プレゼンテーション力、コミュニケーション力、研究者視点の養成や関連分野の幅広い知識の習得を図る。指導教員より与えられた技術・研究課題(もしくは指導教員と協議して決定した課題)を中心に、専門知識とその周辺基礎知識を修得し,討論し,まとめて発表を行う。