材料評価系

【3-1. 中級】

3-1-1. 講義名:走査電子顕微鏡(中級)

概要:走査電子顕微鏡観察を行う際の装置立ち上げ、試料導入や観察について一通りの作業と技術を習得する。走査電子顕微鏡の動作原理、排気系統や電子光学系、各種電子線源などの基礎知識を学習する。

 

3-1-2. 講義名:結晶学(中級)

概要:金属および各種の結晶を理解するために必要な結晶の方向や面の表記方法および結晶系とブラベー格子、投影図と断面、配位数、面密度と充填率などの基礎知識を、演習を交えて学習する。結晶の方位関係や結晶の変形を議論する際に用いるステレオ投影図を基礎から応用まで系統的に学び、演習を通して理解を深める。

 

3-1-3. 講義名:材料機器分析特論(中級)

概要:いろいろな材料に対しての評価・分析用として現在、数多くの分析機器が用いられている。本講義では材料研究において用いられている分析機器のうち、汎用的に使用されてかつ重要な先端分析機器について、その原理から最新の測定例を含めた応用に関する講義を行い、その知識を身に着けることをねらいとする。

 

【3-2. 上級】

3-2-1. 講義名:非鉄金属科学特論(上級)

概要:非鉄金属材料学で学んだことを発展させ、主としてアルミニウム・チタン・マグネシウムなどの非鉄金属材料について、先端適応プロセス技術とその結果として得られる材料組織や特性を理解し、多様な用途で利用される非鉄金属材料について理解を深める。【ねらい】非鉄金属材料学で学んだ基礎的な知識と、この講義で取得する先端的なプロセスに関連する知識とを組み合わせることで、産業の様々な場面で非鉄金属材を利用する際の材料設計指針を習得することができる。

 

3-2-2. 講義名:ナノバイオ材料・デバイス概論(上級)

概要:ライフエンジニアリング分野で使用されているナノバイオ材料・デバイスに関してその特性、原理を理解し、最近の応用例に関しても学ぶ。到達目標 1. ナノ粒子、磁性粒子の作製方法、その応用について説明できる 2. バイオセンシングの手法について説明できる。

 

3-2-3. 講義名:無機エネルギー変換材料特論(上級)

概要:本講義は光エネルギー、化学エネルギー、熱エネルギー、量子エネルギー、電気エネルギーなどに関連したエネルギー変換材料に関する先端的研究 について学ぶ。到達目標1)各種のエネルギ-変換に関連した材料を説明できる。2)エネルギー変換材料の最先端の研究動向を述べることができる。3)先端研究の立案を訓練する。

 

3-2-4. 講義名:実践SEM観察技術概論補助

概要:大学院授業「実践SEM観察技術概論」で使用する観察対象の策定や進行方法などの指導内容を検討し、講義でのSEM観察支援を通じて技術指導・技術継承力を身に着ける。指導に使用する説明用資料準備方法についても学習する。

 

3-2-5. 講義名:材料評価講究

概要:研究で使用される試料を用いた実践的な材料評価を行う。評価の目的を正確に把握し、評価方法を選定、得られた結果をまとめてスライドを作成して監修教員等を交えて発表を行う。既往の研究との比較などを通じて材料評価を含む材料研究分野に対する理解度の向上を目指す。