目指すべきTC像
医学及び工学関連分野における知識を有し、科学的思考で技術開発および医学系分野の研究支援に必要な技術をもつ。最新の解析手法や工学的手法、研究動向を理解し、医工連携を視野に入れた技術支援が行える。専門分野では研究者に適宜的確な支援や助言ができる。次世代後継者の育成や技術伝承に積極的に取り組み、組織の発展に貢献する。
コース概要
医工系TCコースでは、医学分野に加えて、工学的な知識・技術を習得することにより、医学系分野における課題に対して工学的な手法やアイディア、工作などを柔軟に取り入れながら解決・改善できるテクニカルコンダクターの養成を目的としています。
岡山大学の講義や講習・実習及び機器メーカーによるセミナー等の受講により研究者と協働できる実践的な高度専門人財を養成します。
TM認定基準(KPI, 技術・開発系の業務に携わった期間に限る)
☆必要単位数:15–21
2単位/1件(下記の2単位項目のうち2項目は必須) |
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・試験/資格 | ・外部資金(科研費等)獲得 | ・共著論文(筆頭著者含む) |
・学会・技術研究会等発表(自らの発表) | ・論文貢献(謝辞) | |
1単位/1件 |
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・試験/資格 ・仕様書作成 |
・仕様策定委員または技術審査員 ・受賞/表彰 ・特許 ・学会発表(連名・共著) |
・授業支援 ・テクニカルレポート ・国内・海外研究留学 ・マネジメント経験 |
医工系テクニカルコンダクター “TC”養成カリキュラム例(初級〜上級)
1Q4 | 2Q | 3Q | 4Q | |
初級 | 共通カリキュラム (安全講習、自然科学研究機構技術研修、英語研修、論文公聴会注1、東工大OFC業務見学) |
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中級 | 技・メ)生物系各種光学顕微鏡(基礎) 技)旋盤実習(基礎) |
技)フローサイトメーター(基礎) 技)フライス盤実習(基礎) 技)マウス・ラット実技講習会 |
技・メ)生物系走査型電子顕微鏡(基礎) 技)3Dプリンタ実習(基礎) 他)研究室見学注1 他)機器メーカー見学 |
技・メ)生物系透過型電子顕微鏡(基礎) 技)生物系型電子顕微鏡試料作製(基礎) 技)ワイヤー放電加工実習(基礎) |
メ)技術・研究支援概論1、他)技術・研究支援発表会、他)TCカレッジシンポジウム等、 他)中古機器バラシキャラバン隊 |
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上級 | 技)生物系各種光学顕微鏡(応用) 技)旋盤実習(応用) |
技)フローサイトメーター(応用) 技)フライス盤実習(応用) |
技)生物系走査型電子顕微鏡(応用) 技)3Dプリンター実習(応用) 技)生物組織試料採取実習 |
技)生物系透過型電子顕微鏡(応用) 技)ワイヤ放電加工実習(応用) 技)生物系電子顕微鏡試料作製(応用) |
学)技術・研究支援概論2、他)技術・研究支援発表会,イベント(TCカレッジシンポジウム等)企画・運営、 他)医工講究、他)研究室体験、他)メーカー短期留学 |
赤字: 必修カリキュラム、 学)大学教員が講師(大学の講義を活用)、 メ)機器メーカー担当者が講師、 技)岡山大学技術職員が講師、 他)その他カリキュラム
注1: 他機関職員等は東工大と同等の研修・セミナー受講で単位認定とする。
TC取得までの必要単位数(医工系TC)
・単位
医工系のモデルケース
カリキュラム認定 |
KPI認定 |
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TC認定 42/40単位 |
(初級)共通(部門認定) (5) 計5/5単位 |
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[専門] 計12/7単位 |
(必須)学会等発表(自らの発表) (6) 計20/15単位 |
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TC論文 (5) 計5/5単位 |
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