目指すべきTC像
化学分析手法の原理を理解し、得られる分析データに基づき物質の構造解析を行うことで、物質科学の広範な研究にコミットする。物質開発で必要とされる機器分析について精通するとともに、最先端研究において各機器の機能を最大限発揮するための最適な手法を選択し、研究者が求める高度な技術や情報を提供する。学際的な研究企画・支援に加わり、物質合成・物性評価の各分担者とも積極的に連携する。次世代技術者の育成と組織マネジメントにも積極的に取り組む。
材料の性質や機器分析/物性評価についての広い知識を有するとともに、深い専門知識と高度な分析技術をあわせ持つことで、材料分野に関する最先端研究にコミットする。物質・材料に対する多角的視野と高い技術力で保有資源に付加価値を与える。「材料評価のワンストップ窓口」として研究者からのニーズに応えるべく、研究者や装置メーカーとの協働を進め、利用者満足度の高いサービスを提供する。中長期的な組織運営に貢献する設備投資方針の提案や次世代技術者育成にも積極的に取り組む。
TM認定基準(KPI, 技術・開発系の業務に携わった期間に限る)
☆必要単位数:15–22
2単位/1件(下記の2単位項目のうち2項目は必須) |
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・共著論文(筆頭著者含む) | ・外部資金(科研費等)獲得 | ・技術研究会等発表(自らの発表) |
1単位/1件 |
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・論文貢献(謝辞) |
・外部資金(科研費等)応募 ・授業支援 ・資格(別添掲載) ・学会等の委員 ・アウトリーチ活動(主担当) |
・学会等発表 ・テクニカルレポート ・特許 ・仕様策定委員または技術審査員 |
物質分析系テクニカルコンダクター “TC”養成カリキュラム例(初級〜上級)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | |
初級 | 共通カリキュラム (安全講習、自然科学研究機構技術研修、英語研修、論文公聴会、CFC業務見学) |
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中級 |
技・メ)質量分析(1/4) 【基礎】 |
技・メ)質量分析(2/4) 【ESI】 |
技・メ)質量分析(3/4) 【MALDI】 |
技・メ)質量分析(4/4) 【EI】 |
メ)技術・研究支援概論1、他)技術・研究支援発表会、他)技術・研究支援発表会・シンポジウム1、 |
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上級 |
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メ)走査プローブ顕微鏡【SPM】 |
技・メ)質量分析【MS】 |
学)技術・研究支援概論2、他)技術・研究支援発表会・シンポジウム2 |
技)技術職員が講師、メ)機器メーカー担当者が講師、学)大学教員が講師、他)その他カリキュラム 赤字:毎年開講(必修カリキュラム)、黒字:毎年開講(選択カリキュラム)、緑字:物質分析コースプログラム(動画視聴による単位取得:選択カリキュラム) 青字:令和7年度開講対面実施予定(選択カリキュラム)、紫字:ハイブリッド開催(選択カリキュラム) 注1: 主としてTCコース進学の方が所属する機関等にて実施頂き、コース担当など立ち合いの元、単位認定とする
TC取得までの必要単位数
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