【7-1. 中級(東工大主催)】
7-1-1. 講義名:サイバーセキュリティ概論
概要:本科目ではサイバーセキュリティの概要を学ぶ。またサイバーセキュリティを理解するために背景にある理論的な内容について学ぶ。具体的には、理論計算機科学、数理科学、暗号理論、ソフトウェア科学、ソフトウェア工学が、ネットワークセキュリティ、システムセキュリティ、アプリケーションセキュリティを含むサイバーセキュリティとどのように関係するかについて述べる。
7-1-2. 講義名:情報リテラシー1(対象:東工大職員)
概要:情報活用能力のうち、主に情報へのアクセスの面に焦点を絞り、(1) 世間で常識とされる一般的な知識の習得、(2) 情報を円滑に活用するための実践能力の訓練、そして (3) 本学が提供している各種学術情報の利用方法の理解ができる。併せて、情報化社会において責任のある個人として行動する規範を学ぶ。
7-1-3. 講義名:ネットワーク構成
概要:準備でき次第公開予定
7-1-4. 講義名:情報リテラシー2(対象:東工大職員)
概要:情報リテラシ第一で情報サービスの活用能力を身につけた人を対象として、実験データを加工・処理する能力、科学技術文書の執筆能力、学術的な知識を効果的に発表するためのプレゼンテーション能力を養う。
7-1-5. 講義名:コンピュータアーキテクチャ
概要:準備でき次第公開予定
7-1-6. 講義名:コンピュータサイエンス1(対象:東工大職員)
概要:コンピュータサイエンスは、我々がやりたいこと、分析したいことを、いかにして「計算」という形で表し、コンピュータで実行できるようにするか、を研究する学問である。本講義では「計算」という見方で物事を分析する手法の基礎となる考え方や技術を学ぶ。
7-1-7. 講義名:暗号技術とネットワークセキュリティ
概要:準備でき次第公開予定
7-1-8. 講義名:コンピュータサイエンス2(対象:東工大職員)
概要:アルゴリズム、計算量、数値計算、シミュレーション、暗号などコンピュータサイエンスにおける重要なテーマの中からクラスごとに3個程度の課題を設定する。各課題に対して理論的な解析とコンピュータによる実験およびプログラミング演習を行い、コンピュータサイエンスの基礎的な知識と技術を学ぶ。
7-1-9. 講義名:展示会見学1
概要:ネットワーク・インフラストラクチャー技術・製品、またそれらを用いたソリューションサービスに関する展示会に参加し、情報ネットワークに関する最新の技術と市場の動向に関する知識を得ることを目的とする。
7-1-10. 講義名:展示会見学2
概要:アジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会に参加し、ITに関する最新の技術と市場の動向に関する知識を得ることを目的とする。
【7-2. 上級(東工大主催)】
7-2-1. 講義名:クラウドコンピューティングと並列処理(仮)
概要:情報工学分野では、高性能ハードウェアを用いた最新のコンピュータシステムを有効に利用するための新しい計算モデルや高速なアルゴリズム、生産性の高いソフトウェア設計手法等が開発されてきている。本講義では、これらの最新技術を習得する。具体的な講義項目は、クラウド基盤のストレージや並列処理のモデル、MapReduceフレームワーク、ならびに最新プロセッサのための高性能な並行データアクセス手法であるロックフリーアルゴリズムやトランザクショナルメモリ等とする。
7-2-2. 講義名:学外研修(文科省)(仮)
概要:⽂部科学省関係機関情報セキュリティ研修などを受講し、教育機関向けのセキュリティに関する知識・技術の習得を目指す。
7-2-3. 講義名:先端データ工学(仮)
概要:データ工学における様々な最新の技術を理解することで、大量データを効率的に処理するための最先端の方法論を身に着けることをねらいとする。そのため、大量のデータを扱うアプリケーションの例、高機能かつ高性能な大量データ処理のためのデータ構造、インデックス、処理アルゴリズム、並列化手法等について学ぶ。
7-2-4. 講義名:先端情報セキュリティ(仮)
概要:情報セキュリティは多様な側面をもち、どこか一部だけでも弱い点があるとそこが破られる。したがって、情報セキュリティを確保するためには,幅広いセキュリティ知識が必要である。この講義では、特定の研究分野に固執することなく、必要な知識をバランスよく習得する。
7-2-5. 講義名:学外研修(NII)(仮)
概要:国立情報学研究所(NII)が開催する各種セミナー等に参加し、教育機関における情報技術やサービスに関する知識の習得と、人脈の開拓、情報に関するコミュニケーションスキルの向上を目指す。
7-2-6. 講義名:学外研修(JANOG)(仮)
概要:インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的としたグループに参加し、知識・技術の習得と、人脈の開拓、情報に関するコミュニケーションスキルの向上を目指す。
【7-3. 中級(山口大主催)】
7-3-1. 講義名:情報ネットワーク特論
概要:ローカルエリアネットワーク(LAN)を構築するための具体的な知識、マシンをLANに参加させるための設定方法、ルータの設定方法などに関する講義を行う。さらに、ネットワークを介した各種の脅威とその対処方法に関する講義を行う。本講義は情報ネットワーク実験と密接な関連性を持っている。同一クォータに受講すること。
7-3-2. 講義名:情報ネットワーク実験
概要:ローカルエリアネットワーク(LAN)を構築するための具体的な方法、マシンをLANに参加させるための設定方法、ルータの設定方法などに関する実験を行う。さらに、ネットワークを介した各種の脅威とその対処方法に関する実験を行う。本講義は情報ネットワーク特論と密接な関連性を持っている。同一クォータに受講すること。
7-3-3. 講義名:オペレーティングシステム
概要:オペレーティングシステム(以降,OSと略す)はコンピュータシステムを構成するハードウェア資源やソフトウェア資源を管理する基本ソフトウェアであり、ユーザに使いやすいコンピュータを提供する。OSにおける基本概念および、その機能と実現技法を講義する。また、その実現例としてLinuxを取り上げ、Linuxをインストールしたマシン上でシステムプログラミングの演習を行う。
7-3-4. 講義名:情報セキュリティ特論
概要:情報システムにおけるセキュリティ対策の実践に向けて、情報セキュリティ、情報システムの脆弱性と脅威、並びにインシデントレスポンスに関する講義を行う。本講義は情報セキュリティ実験と密接な関連性を持っている。同一クォータに受講すること。
7-3-5. 講義名:情報セキュリティ実験
概要:情報システムにおけるセキュリティ対策の実践に向けて、情報セキュリティ、情報システムの脆弱性と脅威、並びにインシデントレスポンスに関する実験を行う。本講義は情報セキュリティ特論と密接な関連性を持っている。同一クォータに受講すること。
7-3-6. 講義名:情報理論
概要:情報の表現と伝送に関する基礎理論の一つである「情報理論」の基礎を学ぶ。情報源における情報量、エントロピー、通信路における誤りに伴う通信路容量などの概念を把握し、効率良く伝送するための情報源符号化、信頼性高く伝送するための通信路符号化を中心に、符号化の基礎を理解する。
【7-4. 上級(山口大主催)】
7-4-1. 講義名:ITプロジェクトマネジメント特論
概要:一般企業(事業会社)の経営改革を担当するCIO、IT部門要員の立場で経営改革の必要性と経営戦略立案、IT戦略、IT調達、IT導入、IT活用について、全体最適を図りながら推進するプロジェクトおよびPMの知識とスキル、必要なパーソナルスキルを、座学と演習を通して理解する。
7-4-2. 講義名:Iot特論
概要:IoT(Internet of Things:モノのインターネット)は、CPS(Cyber-Physical System)を実現するためのコアテクノロジーの1つである。本講義では、IoTの本質、実際に活用するための知識・技術を学び、実践的な構築演習を行う。
7-4-3. 講義名:研究開発戦略論
概要:研究開発型の企業において技術のシーズをもとにしていかに事業を成功に導けるかは、その戦略にかかっている。そのため研究開発型企業を中心とした技術開発戦略や知的財産戦略とのリンク、ビジネスモデルの立て方などをオムニバス形式で解説する。
7-4-4. 講義名:並列分散システム特論
概要:飛躍的に増大する大規模科学技術計算の性能要求に対応するためには、並列分散システムの利用が不可欠である。本講義では、並列分散システムの開発に不可欠なシステムアーキテクチャの基礎知識を学んだ後で、実習を通じて並列アルゴリズムと並列プログラムの作成法を学び、ハードウェアとソフトウェアの関連性について理解する。
7-4-5. 講義名:大規模データ解析特論
概要:ものづくりやビジネスの現場では、データをもとに、統計的な思考力によって様々な課題を解決していく能力、すなわち“データサイエンス”力の高い人財が求められている。この授業では、“データサイエンス”力の向上を目指し、事例なども踏まえ、大規模データ解析の基本的な知識を学ぶ。
7-4-6. 講義名:情報通信理論特論
概要:情報伝達の目的は、正確な情報を安全に効率よく伝達することである。本講義では、誤りの生じる通信状況下において正確な情報伝達を実現する技術である誤り訂正符号とその理論である符号理論について解説する。
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