遠隔分析DX系

【7-1. 中級(東工大)】

7-1-1. 講義名:走査電子顕微鏡(SEM)

概要:微細構造評価機器として幅広い分野で研究開発に用いられる走査電子顕微鏡(SEM)の基礎知識と操作技術を習得する。主に実習を通じて試料処理技術や日常の保守方法についても学ぶ。

 

7-1-2. 講義名:機器メーカー見学

概要:機器メーカーのラボ・工場等を訪問し最新の設備を学ぶとともに、メーカーの技術力を直接感じ、また本見学から専門的かつ詳細な知識を得る。

 

7-1-3. 講義名:走査プローブ顕微鏡(SPM)

概要:走査プローブ顕微鏡の基本的な原理を理解するとともにカンチレバーと呼ばれる探針を取り付け、形状像取得までを学ぶ。高分解能とされる高さ情報の他、位相像から物質の硬度情報取得など様々なアプリケーションを学ぶ。

 

7-1-4. 講義名:技術・研究支援概論1

概要:セミナー形式によるメーカー研究者・開発者の技術紹介や開発秘話などを受講。普段知りえない苦労話や製品化するまでの経緯などを聴講し、自身の研究や業務と合わせ問題解決のスキルを養う。

 

7-1-5. 講義名:技術・研究支援発表会,TCカレッジシンポジウム

概要:TCカレッジ受講生が自身の業務紹介や研究支援内容を口頭で発表し、受講生間で情報共有するとともに、発表スキルの向上を目指す。シンポジウムの運営に携わり、今後のイベント開催等の参考にする。(1年目の受講カリキュラム)

 

7-1-6. 講義名:中古機器バラシキャラバン隊

概要:廃棄予定の設備を分解し内部まで観察し、その技術に直接触れることで装置を深く理解する。

 

7-1-7. 講義名:装置実習(物質分析(バイオ・構造解析・材料評価)、設計製作、マイクロプロセス)

概要:TCカレッジの各コースで習得または実践する設備等について、各コース担当の紹介の後、実際に実習する。

 

 

【7-2. 上級(東工大)】

7-2-1. 講義名:走査プローブ顕微鏡(SPM)

概要:形状像以外の測定方法や、測定資料に応じた前処理法などを習得する。またそれら測定の際に生じる特徴的症状や対応を紹介し、SPM測定の新たな知見を得る。

 

7-2-2. 講義名:技術・研究支援概論2

概要:セミナー形式による教員の研究紹介や研究秘話などを受講する。研究の組み立て方や社会の動向などを聴講し、自身の研究や業務と合わせ問題解決のスキルを養う。

 

7-2-3. 講義名:技術・研究支援発表会,イベント企画・運営

概要:1年目のTCカレッジ受講生の業務紹介や研究支援内容の口頭発表を聴講し、受講生間で情報共有するとともに、発表に対するコメント等を与え、自身の発表スキルの向上を目指す。シンポジウムの運営に携わり、今後のイベント開催等の参考にする。(2年目の受講カリキュラム)

 

 

【7-3. 中級(長岡技科大)】

7-3-1. 講義名:機器分析特論

概要:分析機器および測定に関する各メーカーのWebセミナーなどを視聴し、分析機器の原理や特性を学ぶ。最新の分析機器の概要と分析事例、試料の調製方法などの習得を目標とする。

 

7-3-2. 講義名:機器遠隔化概論

概要:ネットワークへの接続を前提とした研究機器を中心として、機器の遠隔化の基礎的な技術を学ぶ。また、機器の遠隔化においては、単純に遠隔化をすればよいわけではないことから、情報セキュリティ、得られたデータの管理手法、機器のネットワークとしての一体運用法などの周辺知識を学ぶ。

 

7-3-3. 講義名:機器遠隔化・活用スクール

概要:走査型電子顕微鏡などの分析機器の遠隔化から実機を用いた遠隔測定までの実習を通して、分析機器の遠隔利用の方法について学ぶ。遠隔分析のための接続、機器の概要、操作方法、及び遠隔操作特有の操作のコツについて学ぶ。

 

7-3-4. 講義名:研究室見学

概要:協力いただける研究室を訪問し、その分野の最先端の研究に触れることで研究者が求めている技術や必要とするスキルを実感する。

 

7-3-5. 講義名:展示会見学・セミナー等への参加

概要:この分野でのアジア最大級の展示会であり、分析機器、科学機器メーカーが一堂に会するJASISなどに参加し、最先端科学・分析システム&ソリューションについての知識を得ることを目的とする。

 

7-3-6. 講義名:学外研修

概要:機器分析センター協議会や研究基盤EXPOなどに参加し、分析センターの運営、分析機器の維持管理などのマネジメントについて学ぶ。他機関の情報を得ることで、業務の効率化・スリム化を考え、研究支援体制を見直すことを目的とする。

 

 

【7-4. 上級(長岡技科大)】

7-4-1. 講義名:遠隔分析DX講究

概要:機器メーカーのリモート測定取り組みについての講演を聴講し、リモート測定に関する最新の情報を得る。遠隔機器を利用した経験やDXの取り組みについてディスカッションすることで、他の遠隔機器利用者の知識や先駆的な事例を共有し、リモート測定技術を習得することを目的とする。

 

7-4-2. 講義名:材料機器分析特論

概要:長岡技術科学大学の教員等による研究紹介や研究秘話などについての講演を受講する。研究における分析機器の活用事例や研究成果、研究の組み立て方、社会の動向などを聴講し、自身の業務や研究での機器分析の活用や研究支援への貢献方法など、今後の展望について考える。

 

7-4-3. 講義名:研究室体験

概要:協力いただける研究室の短期間の研究室体験を通じて研究者の目的をより深く学ぶことを目的とする。なぜその試料を作成するのか、なぜその測定を必要とするかなど研究の原点を理解することでより研究者・学生との距離を身近なものとする。


※ 一部、長岡技科大 学習管理システム「ILIAS」でアーカイブ受講可とする