TC Collegeとは、大学の技術職員や企業で研究開発に携わる技術者を、「高度技術専門人財」として養成するための新たな教育システムです。 入学後は、2年間の「TM(テクニカルマスター)課程」と、1年間の「TC(テクニカルコンダクター)課程」を段階的に履修し、必要単位を取得することでそれぞれ「テクニカルマスター(TM)」、「テクニカルコンダクター(TC)」の称号を与え、研究者と対等な立場で課題解決に取り組めるプロフェッショナル人財の育成を目指します。

TCとは、高い技術力・研究企画力を持つ技術者の称号です。技術者に求められる高い技術の伝承、コミュニケーション能力や組織運営能力を正式に評価する指標です。TCの称号を有する技術者は、研究基盤に関する高度技術専門人財として、研究者と共に研究を進めるだけでなく、技術者の指導、研究力向上や組織の円滑な運営に貢献することなど多くのことが求められます。TC取得者は組織内外に認知されることで、技術者から目標とされる人財となります。 目指すべきTCの人財像として、以下の4つの要素を掲げています。
複数分野で最先端研究を支える人財
研究者と共に研究課題を解決するアイデアを持ち合わせた人財
研究環境や組織を整備し、活性化させることのできる人財
高度な技術を次の世代に伝承し、継続的な技術発展に貢献できる人財
TC認定された技術者は、研究者が遂行する研究に対して技術面で貢献し、それらの成果のレベルアップに寄与することが主たる業務となります。加えて、技術者の重要性を広く学術界や産業界に認知されるような存在になります。

TCカレッジでは広く社会のニーズに応えるべく、全10の高度な専門コースを体系化しています。 受講生はそれぞれの専門や今後のキャリアパスに合わせてコースを選択できます。
多くの最先端研究を支えてきた技術職員がコース担当として受講生の取り組みをサポートします。加えて、研究者として多くの実績を有し、それぞれの専門分野を先導する教員がコース監修を務めます。これら経験豊富な技術職員と監修陣が、各コースの目指すべきTC人財への到達に向けたカリキュラムを提供します。
社会のニーズに合わせたTC人財像に基づき、 産学官が協働して独自のカリキュラムを開発しました。大学教員による講義や技術職員による講習、事務研修の他に、連携企業との共同開発カリキュラムの受講が可能です。これらの初級・中級・上級カリキュラムを段階的に受講することで、幅広い知識や技術を習得できます。
マネジメントに関する独自カリキュラムと事務研修、外部教育システムを組み合わせることで、効率的にマネジメント能力の向上を可能にするカリキュラムを揃えています。全コースでマネジメントカリキュラムの単位取得が必須となっており、受講生は個人の専門性を高めるだけでなく、それぞれの組織の運営に貢献できるマネジメントスキルを習得します。
様々な分野の技術者が習得した技術や成果を一律に評価することは難しいため、TCカレッジでは各コースの特徴に合わせて独自のKPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)を設定しています。今後はTCカレッジのKPIを全国のグローバルスタンダードにすべく、標準化を目指します。具体的には、原著論文作成への寄与、科研費等の外部資金への応募、学会発表など技術職員自身のプレゼンスを示すものの他、仕様策定委員、技術審査員、講師経験、国家資格等の業務関連資格の取得、テクニカルレポート作成、アウトリーチ活動など、各コースのTC像に合わせて設定しています。
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